ぐっちーの牧師室から

牧師ぐっちーの日々の気付きやメッセージを皆さんにお届けします。

「 年別アーカイブ:2020年 」 一覧

上の子を愛せないあなたへ

2020/09/26   -子育て

二人兄弟の次男として育ちました。教員をしている2歳上の兄がいます。コツコツ真面目に頑張る兄を尊敬していますが、それ以上兄との関係性について深く考えることはありませんでした。 しかし自分が親になり2人の …

優劣ではなく適性の問題

2020/09/18   -子育て, 生き方

画一的価値観の問題 画一的な価値観で測られ傷ついている子どもさん、自信を失っている子どもさんにしばしば出会います。例えば学校が掲げる価値観は、上手く適用できる子どもには良いですが、それとは違う持ち味の …

子どもの感情を受け止める家庭の機能について

「気分循環症」「気分循環性障害」と呼ばれる感情の極度の不安定さに苦しむ方が増えています。要因の一つとして家庭の機能不全が指摘されます。 子どもにとって家庭は自らの感情を受け止め調節してくれる大切な機能 …

コロナ禍に思う、主語の使い分けによる誤魔化し

2020/07/10   -生き方

主語の使い分け 日々の生活の中に起こる様々な出来事において、主語の選択はその人の心の実態を表わし、生き方を決定づけるほど重要です。 例えば日本代表のサッカーチームが活躍すると、「私たちは一つ」とばかり …

小さなことに大きな可能性が

2020/06/23   -生き方, 番外編

G-CLEF 【G-CLEF】というアコスティック楽器を使ったバンドが活躍していたのをご記憶の方いらっしゃるでしょうか。 あのG-クレフの中心メンバーだったヴァイオリニストの後藤勇一郎さんが、中学生の …

防犯カメラから考える地域のこと、歴史のこと

2020/06/18   -番外編

町内の防犯カメラ 教会の前に防犯カメラが設置されました。町内会が犯罪の無い街づくりのためにと数年かけて準備をされたことです。 コロナ禍で社会的距離の重要性が認識されるようになり、都心の密集のリスクに対 …

「感情の支配」としてのパーソナリティ障害①

感情が基準 パーソナリティ障害の方は感情を物差しに物事を判断する傾向があります。 周囲の状況や環境は何も変わっていないのに、ある瞬間に突然家族に対する感情が変化し怒りや不満をぶつけるようなことが起こり …

パーソナリティ障害(はじめに)

イントロダクション 相談をお受けすることの多いパーソナリティ障害に関するシリーズです。 元々神学生時代から依存症、特に「共依存」と呼ばれる日本人の関係性に現れやすい依存症の問題を学び始め、牧師になって …

大きな問題の解決は小さな糸口の中に

2020/06/05   -生き方

私たちは何かの問題を抱えた時に完全な解決方法を求めてしまいます。スッキリ解決する方法があればよいのですが、解決策が見つからない課題が人生にはたくさんあります。そういう時に、決定的な解決策では無い小さな …

ぜいたくさせるのは子どもの幸せを盗むこと

2020/06/02   -子育て

買えなかったコントラバス 音大生の頃、私は大学の楽器をずっと借りて使わせていただいていました。コントラバスは持ち運びが大変なので、必要な学生には大学が良い楽器を貸し出してくれたのです。個人としては長く …

関係性が上手くいかない時 ~適度な距離感を考える~

2020/06/02   -人間関係, 夫 婦

親子関係や夫婦関係など身近な人との関係性が上手くいかないという相談をしばしばお受けします。「あの人のこういうところが我慢できない…」、そういう時に「距離感」を見つめ直すことは有意義です。距 …

特効薬では人生は変わらない話し

2020/01/06   -生き方

「バランス良く」が基本 川奈聖書教会の初代牧師 荒井基先生は日本女子大で長年栄養学教授としてご活躍され、60歳を過ぎてからその職を離れて川奈で新たに教会を立ち上げられました。母乳に含まれる免疫機能の研 …