娘たちが小さい頃よく遊んでいた庭のブランコ、ほとんど使われることもなくなり錆びてきたのでそろそろ処分しようと思っていたところ、妻のヴァイオリン教室に来ている幼稚園生がレッスンの後にブランコで遊んでるのを見て嬉しくなり、錆を落としてペンキを塗りなおしました。
生徒さんの姿が娘たちの小さかった頃と重なり合って、懐かしく当時を思い出していました。
先週「消滅可能性自治体」のニュースが話題になりました。前回該当した伊東市が今回は免れたようですが、東伊豆町はじめ伊豆半島の大半の地域は該当していました。
厳しい現実を直視し危機感をもって人口問題に向き合っていくのは当然として、一方で現在の極端な少子化がこのまま進むかと言えば、どこかのタイミングで上昇に転じる可能性が高いのではないかと、これは結構自信のある私の予想です。
根拠はと言えばズバリ、単純に子育てはほんと楽しいですし、子どもとの関係性は人生の宝だと実感しているからです。
もちろん大変なこともたくさんあります。本当に今の子育てはお金がかかります。「我が家の家計、破綻するのではないか!?」と冷や冷やすることもありますが、でも不思議。「二人の子どもを一人にしておけばよかった」とは絶対に考えないのです。
車2台買ってあとで後悔するようなことはあるでしょうが、子どもの存在はそうなりません。
当たり前のことですが、でも不思議です。子どもの存在の特別性というほかありません。
ですから求められる少子化対策の重要な点として、社会に蔓延する子育てへのネガティブな印象を具体的な方策においてどうやって変えるかが鍵なのだろうと思います。
やはり地域は続いていくことを想定して、地域生活に欠かせないものを繋いでいくのは大切です。
兼任する東伊豆町の教会をなんとか死守したいと思っているのも一つにはそういう理由で、あの町が推定通り消滅するとは私は思いません。今は非常に厳しいですが、全力で正しい政策を実行し町民が力を合わせていれば潮目が変わる局面がきっと来ると思います。
その時にキリスト教会が町に一つもないということにならないよう、なんとか教会を次代に繋ぎたいのです。